ギブアンドテイクはもう古い!!
こんにちは!
WEBマーケを学んでインストラクター不遇の時代を生き抜く!
ヨガインストラクーどん子です。
ビジネスはギブアンドテイクだ!
とはよく聞きますが。
実は現代のマーケティングでは、ギブアンドテイクを超えたその先があると言われています。
\この記事でわかること/
現代の錬金術!
マーケティングの基礎
返報性の原理を知ってビジネスの種をまこう
人生もギブアンドテイクとは言いますが。
そもそもギブアンドテイクってどういうことでしょうか
ギブアンドテイクの意味は言葉通り、
ギブの後にテイクがあるということで、
何かを得たければまずは与えろ、ということです。
こんな実験があります。
ターゲットの大学生と仕掛け人が、2人で美術鑑賞を行い、休憩時間に仕掛け人は2つの行動をとりました。
- 2人分のコーラを買う
- 何もしない
美術鑑賞後、仕掛け人はターゲットに対し、「自分は新車が当たるチケットを販売しているんだけど、何枚でもいいから買ってくれないか?」と依頼しました。
その結果、休憩中にコーラを買ってもらった大学生は、何もされなかった大学生よりも2倍のチケットを購入しました。
つまり、
何かを得る=チケットを買って欲しい
先に何かを与えろ=コーラを買ってあげる
人の心理「返報性の原理」
人は、何かをしてもらうと、自然に
「何かをお返ししないといけない」
「何かをお返ししたくなる」
それが、人の心理に深く根付いている
返報性の原理といいます。
例えば、初めは商品を購入するつもりがなかったのに、
店員の丁寧な接客を受けて
「つい買ってしまった」
という経験がある人も多いのではないでしょうか。
私は洋服屋さんで、試着をすると
「タダで着ちゃったし、店員さんの期待を裏切っちゃいけない。。
何か購入しないと申し訳ない」
という気持ちが生じやすくなります。
このように、人から良くしてもらったときに
「お返しをしたい」といった気持ちになることは、
本来人間が持っている人情や義理に近い感情ともいえます。
無意識に感じていることが多い返報性の原理を意識的に考えられると、
ビジネスにおいて物事をスムーズに進めやすくなるでしょう。
では、その返報性の原理にあるパターンを見ていきましょう。
パターン1:好意の返報性
好意の返報性とは、
相手から何らかの好意や親切を受けたときなどに、
そのお返しやお礼をしたくなる心理のことです。
身近な例でいうと、TwitterやInstagramとい
ったSNSの「いいね」機能が挙げられます。SNS上で自分の投稿に「いいね」を付けてくれたら、相手の投稿にも同じように「いいね」を付けたくなりませんか?また、自分ではなんとも思っていなかった人から
「〇〇さんが、あなたのことを褒めてたわよ」
と言われると、途端にその人のことを好意的な目で(男女の恋愛でなくても)
見てしまうことがある、
そういうことです。
これは好意の返報性のわかりやすい事例といえるでしょう。
このように、
好意を持ってほしい人には、まず自分から好意をギブすることで、
相手からも好意が返ってくる確率が高くなるでしょう。
パターン2:敵意の返報性
ことらは、パターン1の逆ですね。
相手から「嫌い」と言われたり、敵意を向けられたりしたら、
こちらも当たり前に相手のことを嫌いになるし、敵意が湧きます。
嫌な接客をする店員がいたら、こっちもついつい横柄な態度を取ってしまったり、
口コミサイトで文句を言いたくなる、のがこのパターンですね。
パターン3:譲歩の返報性
譲歩の返報性とは
「相手が譲歩してくれたから、今度は自分が譲ろう」
という心理のことです。
「人からもらった親切を返すこと」でもあるため、
好意の返報性と近い心理といえるでしょう。
例えば、思いがけず、八百屋さんで値引きしてもらったり、おまけしてもらったら。
予定外も物も買ってしまったり。
またそのお店に行きたくなる心理ですね。
パターン4:自己開示の返報性
相手が先に本心を開示することで「自分も心を開いて接したい」という気持ちになる心理が自己開示の返報性です。
営業の世界で、
電話で終わらせる人と、
ちゃんと訪問してくれる人、がいたら。
内容や条件が同じだとしたら、
自分の心を開いてくれて、わざわざ訪問までしてくれた、となる後者の方の印象の方が良くなります。
これも返報性の原理です。
マーケティングに返報性の原理を使おう!
ここまで見ると、
返報性の原理をマーケティングに取り入れることで、
相手の心理に何かしらの影響を与えることができることがわかります。
では、この原理を利用する時に気をつけた方が良いことはなんでしょうか。
決して「お返し」を迫らない
ビジネスの場で返報性の原理を活用する際は、
相手にしつこく「お返し」を迫ってはいけません。
返報性の原理が働かないだけでなく
「相手に嫌がられる」「クレームや悪評が立つ」など
ネガティブな結果につながる可能性が高まるからです。
例えば
ヨガの体験レッスンを受けた生徒さんに、しつこく入会を迫らない。
なんでも度がすぎるのは禁物です。
今のマーケティングはギブアンドギブ
そんな中、マーケティングの世界では、
ギブアンドテイクを超える新しい手法として
ギブアンドギブが重要だと言われています。
返報性の原理を利用して、さらに、もっと与える!
ことで最終的に大きなことが返ってくる。
つまり。目先の見返りを求めない行動です。
そして、与えることを継続していれば、
最終的には大きなテイクが返って来るという考え方です。
あなたのスタイルは
ギブアンドテイク?
それとも、
ギブアンドギブ?
がむしゃらに与えて疲弊するのは本末転倒ですが、
ある程度のギブは、心理的に効果が高いことを知って、
ギブとして何ができるか。
考えてみましょう。
まずは与えてみる!
とにかく与えてみる!
見返りを求めずにやってみる!
やり続ける!
その後に大きなお返しが返ってくるのが、現代の錬金術です。